いまさら聞けない、グルテンとグルテンフリーとは何か?

今話題のグルテンフリー食品とはそもそも何なのでしょうか?

簡単に言えば、グルテンを含まない食品のことです。

ではグルテンとは一体何でしょうか?

グルテン(Gluten)とは小麦粉に含まれる粘性物質です。

詳しく言うと、穀物の胚乳から生成される2つのたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が水を吸収することにより合体したものです。

グルテンができることで,小麦粉の生地には粘りが生まれます。この粘りが、パンのふんわり膨らんだ形や、麺類のコシのある食感を出しています。

この小麦粉から生まれるグルテンを含まない食品が“グルテンフリー”食品です

グルテンが含まれる食べ物ってどんなものがあるの?

グルテンが含まれる食べ物は小麦を含む食品、例えば

・パン

・麺類(パスタ、ラーメン、うどんなど)

・ピザ

・ケーキ

・パンケーキ、ホットケーキ

・ドーナツ

・焼き菓子(クッキー、スコーンなど)

・シリアル(コーンフレーク、グラノーラなど)

・粉もの(お好み焼き、たこ焼きなど)

・中華まん

などが挙げられます。

グルテンフリー食品の起源

セリアック病

そもそもグルテンフリーは、セリアック病患者の食事療法として開発されたものです。

セリアック病は、欧米に多くみられる疾患です。 欧米では全体の1%ほど患者さんがおり、だいたい100人に一人くらいの割合でセリアック病の患者さんがいるといわれています。グルテンを摂取することでグルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。

グルテンへの異常な免疫反応によって腸の細胞が破壊されてしまい、腹痛や倦怠感など様々な不調が出てしまう病気です。

小麦アレルギー

日本ではセリアック病患者は多くありませんが、小麦アレルギーの方が必然的にグルテンフリーを実践していました。

日本では乳幼児に発症する即時型食物アレルギーの中で小麦アレルギーは3番目に多く、成人してから発症する方もいます。

また、稀な疾患ではありますが、特定の食物と摂取後の運動の組み合わせでショック症状が誘発される食物依存性運動誘発アナフィラキシーという疾患は、原因食物の60%が小麦製品であるというデータがあります。

小麦アレルギーの方はグルテンだけでなく、小麦に含まれる他のたんぱく質が作用する場合もあり、基本的に原因食物である小麦を除く食事をされています。

その他近年の傾向

グルテンフリーは、上記のような症状や小麦アレルギーを持っている方の体質改善が目的の食事療法でしたが、その後、一般の人々もグルテンフリーを実践することで、体調がよくなったり、ダイエットにつながったりという結果が出ました。

小麦アレルギーでなくても、大小なりとも身体に影響を受ける人もいると言われています。

症状としては以下のものが代表的です。

  • 便秘
  • 下痢
  • ガス溜まり
  • お腹の膨満感
  • 肌荒れ、ニキビ
  • 怠惰感、疲労感
  • 眠気

これらの症状は、他のことが原因で起こる症状でもあるため、グルテンが原因とは一概には言えませんが、ひとつでも当てはまる場合は普段の食生活を見直してみると良いかもしれません。

このことから、一般の人々の間でも健康のために小麦をできるだけとらないという食事法が生まれ、広がっています。アメリカではすでに一般的になってきていますが、日本でも近年、知名度が高まってきています。

米粉を活用してみる

そんなグルテンの悩みを解決する手段の一つとして是非ご活用いただきたいのが米粉を使った食品です。IYOTOの米粉商品は工房に一切小麦粉を持ち込まず、国産の米粉を使って作られた完全グルテンフリーの商品です。

毎朝小麦パンを食べている場合、それを米粉パンにしてみる。

おやつのクッキーやケーキを米粉クッキー、米粉ケーキにしてみる。

まずは無理せず気軽にグルテンフリー食品に切り替えてみることで、もしかしたら現在の体質改善につながるかもしれません。

 

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