IYOTOブログ
グルテンフリーの効果やメリット・デメリットを解説
IYOTOで販売している米粉パンや米粉スイーツは全て完全グルテンフリーです。 ネットやSNSはじめ様々なメディア上で「グルテンフリーは良い」「グルテンフリーは意味が無い」など様々な声があり、何を信じて良いのか分からない方も多いかと思います。 ここでは昨今注目されているグルテンフリーの効果やメリット、デメリットを分かりやすく解説します。 そもそもグルテンフリーとは? こちらの記事でも書いたように、グルテン(Gluten)とは小麦粉に含まれる粘性をもった小麦タンパクのことです。 詳しく言うと、穀物の胚乳から生成される2つのたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が水を吸収することにより合体したものです。 グルテンができることで,小麦粉の生地には粘りが生まれます。この粘りが、パンのふんわり膨らんだ形や、麺類のコシのある食感を出しています。 この小麦タンパクであるグルテンを含まない食品が“グルテンフリー”食品です。 グルテンが含まれる食品例 グルテンが含まれる食品には例として次のようなものが挙げられます。 パスタ、ラーメン、うどん、そうめん 餃子、シュウマイ カレーやシチューのルウ から揚げやトンカツなど揚げ物の衣 ケーキ、クッキー、ドーナツ、パンケーキ 麦焼酎、ビール ふりかけ ドレッシングや醤油などの調味料 パンや麺などの主食だけではなく、カレーのルウやビールなど、意外な食品にもグルテンは含まれており、無意識的にグルテンを摂取している方も多いと思います。 グルテンフリーのメリット ①小麦アレルギーの発症を抑える 小麦を使わないグルテンフリーを取り入れる事で、セリアック病、小麦アレルギーやグルテン不耐症などの発症に対応することができます。 もともとグルテンフリーの食事はセリアック病という疾患の食事療法として生まれました。セリアック病はグルテンを摂取することでグルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。 セリアック病は日本の発症例が少ないため、日本ではどちらかというと小麦アレルギー対策としてグルテンフリーが注目されています。 小麦アレルギーは先天性のものだけでなく、小麦の過剰摂取によって大人になってから後天的に突然発症する場合もあります。 また、自覚が無いだけで軽度の小麦アレルギーを持っている場合もありますので「小麦を食べると体調が悪くなる・・・」という方は小麦アレルギーを疑い検査を受けることも必要でしょう。 そんな中小麦アレルギー対策としてグルテンフリーを取り入れることでアレルギーの発症を抑えることができることは大きなメリットとなります。 ②便秘や下痢の解消 人の消化器官で消化しづらいというのもグルテンの特徴です。消化できなかったグルテンは腸の粘膜にへばりつき炎症を起こします。 粘膜が炎症を起こすと腸の粘膜に穴があき、ウイルスや菌などの異物が血管内に漏れ出します。消化器官としての機能が低下し便秘や下痢などの症状が出てしまうのです。このような症状は「リーキーガット症候群」と呼ばれています。...
グルテンフリーの効果やメリット・デメリットを解説
IYOTOで販売している米粉パンや米粉スイーツは全て完全グルテンフリーです。 ネットやSNSはじめ様々なメディア上で「グルテンフリーは良い」「グルテンフリーは意味が無い」など様々な声があり、何を信じて良いのか分からない方も多いかと思います。 ここでは昨今注目されているグルテンフリーの効果やメリット、デメリットを分かりやすく解説します。 そもそもグルテンフリーとは? こちらの記事でも書いたように、グルテン(Gluten)とは小麦粉に含まれる粘性をもった小麦タンパクのことです。 詳しく言うと、穀物の胚乳から生成される2つのたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が水を吸収することにより合体したものです。 グルテンができることで,小麦粉の生地には粘りが生まれます。この粘りが、パンのふんわり膨らんだ形や、麺類のコシのある食感を出しています。 この小麦タンパクであるグルテンを含まない食品が“グルテンフリー”食品です。 グルテンが含まれる食品例 グルテンが含まれる食品には例として次のようなものが挙げられます。 パスタ、ラーメン、うどん、そうめん 餃子、シュウマイ カレーやシチューのルウ から揚げやトンカツなど揚げ物の衣 ケーキ、クッキー、ドーナツ、パンケーキ 麦焼酎、ビール ふりかけ ドレッシングや醤油などの調味料 パンや麺などの主食だけではなく、カレーのルウやビールなど、意外な食品にもグルテンは含まれており、無意識的にグルテンを摂取している方も多いと思います。 グルテンフリーのメリット ①小麦アレルギーの発症を抑える 小麦を使わないグルテンフリーを取り入れる事で、セリアック病、小麦アレルギーやグルテン不耐症などの発症に対応することができます。 もともとグルテンフリーの食事はセリアック病という疾患の食事療法として生まれました。セリアック病はグルテンを摂取することでグルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。 セリアック病は日本の発症例が少ないため、日本ではどちらかというと小麦アレルギー対策としてグルテンフリーが注目されています。 小麦アレルギーは先天性のものだけでなく、小麦の過剰摂取によって大人になってから後天的に突然発症する場合もあります。 また、自覚が無いだけで軽度の小麦アレルギーを持っている場合もありますので「小麦を食べると体調が悪くなる・・・」という方は小麦アレルギーを疑い検査を受けることも必要でしょう。 そんな中小麦アレルギー対策としてグルテンフリーを取り入れることでアレルギーの発症を抑えることができることは大きなメリットとなります。 ②便秘や下痢の解消 人の消化器官で消化しづらいというのもグルテンの特徴です。消化できなかったグルテンは腸の粘膜にへばりつき炎症を起こします。 粘膜が炎症を起こすと腸の粘膜に穴があき、ウイルスや菌などの異物が血管内に漏れ出します。消化器官としての機能が低下し便秘や下痢などの症状が出てしまうのです。このような症状は「リーキーガット症候群」と呼ばれています。...
いまさら聞けない、グルテンとグルテンフリーとは何か?
今話題の”グルテンフリー”食品とはそもそも何なのでしょうか? 簡単に言えば、グルテンを含まない食品のことです。 ではグルテンとは一体何でしょうか? グルテン(Gluten)とは小麦粉に含まれる粘性物質です。 詳しく言うと、穀物の胚乳から生成される2つのたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が水を吸収することにより合体したものです。 グルテンができることで,小麦粉の生地には粘りが生まれます。この粘りが、パンのふんわり膨らんだ形や、麺類のコシのある食感を出しています。 この小麦粉から生まれるグルテンを含まない食品が“グルテンフリー”食品です グルテンが含まれる食べ物ってどんなものがあるの? グルテンが含まれる食べ物は小麦を含む食品、例えば ・パン ・麺類(パスタ、ラーメン、うどんなど) ・ピザ ・ケーキ ・パンケーキ、ホットケーキ ・ドーナツ ・焼き菓子(クッキー、スコーンなど) ・シリアル(コーンフレーク、グラノーラなど) ・粉もの(お好み焼き、たこ焼きなど) ・中華まん などが挙げられます。 グルテンフリー食品の起源 セリアック病 そもそもグルテンフリーは、セリアック病患者の食事療法として開発されたものです。 セリアック病は、欧米に多くみられる疾患です。 欧米では全体の1%ほど患者さんがおり、だいたい100人に一人くらいの割合でセリアック病の患者さんがいるといわれています。グルテンを摂取することでグルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。 グルテンへの異常な免疫反応によって腸の細胞が破壊されてしまい、腹痛や倦怠感など様々な不調が出てしまう病気です。 小麦アレルギー 日本ではセリアック病患者は多くありませんが、小麦アレルギーの方が必然的にグルテンフリーを実践していました。 日本では乳幼児に発症する即時型食物アレルギーの中で小麦アレルギーは3番目に多く、成人してから発症する方もいます。 また、稀な疾患ではありますが、特定の食物と摂取後の運動の組み合わせでショック症状が誘発される食物依存性運動誘発アナフィラキシーという疾患は、原因食物の60%が小麦製品であるというデータがあります。...
いまさら聞けない、グルテンとグルテンフリーとは何か?
今話題の”グルテンフリー”食品とはそもそも何なのでしょうか? 簡単に言えば、グルテンを含まない食品のことです。 ではグルテンとは一体何でしょうか? グルテン(Gluten)とは小麦粉に含まれる粘性物質です。 詳しく言うと、穀物の胚乳から生成される2つのたんぱく質「グルテニン」と「グリアジン」が水を吸収することにより合体したものです。 グルテンができることで,小麦粉の生地には粘りが生まれます。この粘りが、パンのふんわり膨らんだ形や、麺類のコシのある食感を出しています。 この小麦粉から生まれるグルテンを含まない食品が“グルテンフリー”食品です グルテンが含まれる食べ物ってどんなものがあるの? グルテンが含まれる食べ物は小麦を含む食品、例えば ・パン ・麺類(パスタ、ラーメン、うどんなど) ・ピザ ・ケーキ ・パンケーキ、ホットケーキ ・ドーナツ ・焼き菓子(クッキー、スコーンなど) ・シリアル(コーンフレーク、グラノーラなど) ・粉もの(お好み焼き、たこ焼きなど) ・中華まん などが挙げられます。 グルテンフリー食品の起源 セリアック病 そもそもグルテンフリーは、セリアック病患者の食事療法として開発されたものです。 セリアック病は、欧米に多くみられる疾患です。 欧米では全体の1%ほど患者さんがおり、だいたい100人に一人くらいの割合でセリアック病の患者さんがいるといわれています。グルテンを摂取することでグルテンに対し異常な免疫反応が生じることで、自分自身の小腸粘膜を誤って攻撃してしまう自己免疫疾患の一つです。 グルテンへの異常な免疫反応によって腸の細胞が破壊されてしまい、腹痛や倦怠感など様々な不調が出てしまう病気です。 小麦アレルギー 日本ではセリアック病患者は多くありませんが、小麦アレルギーの方が必然的にグルテンフリーを実践していました。 日本では乳幼児に発症する即時型食物アレルギーの中で小麦アレルギーは3番目に多く、成人してから発症する方もいます。 また、稀な疾患ではありますが、特定の食物と摂取後の運動の組み合わせでショック症状が誘発される食物依存性運動誘発アナフィラキシーという疾患は、原因食物の60%が小麦製品であるというデータがあります。...